お金の話

親が学び続けること。自分で自分の選択肢を狭めない。

とある友人(ママ友)とのやり取りから

学び・反省し、気を付けていることです。

ちょっと愚痴っぽいけどごめんなさい!

学ばない・自己研鑽しない親の姿を子は見ている

はじめに、とにかく「大人も学ぼうよ!」って言いたい。

学校の先生や学ぶ内容を選ぶことができない子どもと違って、

大人は「好きな場所で好きな人から好きなことを学ぶ」ことができるんだもの。

親の背中、子どもは見ているはず。

本を全く読まないのに「本を読みなさい!」という親。

自分はゲームばかりなのに「勉強しなさい!」という親。

逆でありたいものです!

以下は個人的な友人とのやり取りです。

私個人的には多くを考えさせられました。

テイカーに注意。クレクレ星人は奪い続ける。

以前、とある友人から

「ふるさと納税ってよくわからないから教えて欲しい」と言われたので、

ふるさと納税の仕組み、おすすめサイト、

限度額の計算方法、確定申告の方法や注意点を教えました。

それはもう懇切丁寧に何回も何回も電話やLINEでやり取りをしたつもりです。

私はFP2級を持っていて、お仕事で受けることもできますが、

友人の軽い質問だったので、お金は受け取っていません。

それは良いのです。

喜んでくれたはずだし、私も新たな気づきもありました。

 

 

が、しばらくしてその友人からまたLINEがきました。

「つみたてNISAとかiDeCoって何?

「自分で調べた?」

・・・と口から出かかりました。

それでは、ダメ出しをいたします。

質問力がないと損をする。何?という質問の仕方

「何?」ではなくて

「つみたてNISAかジュニアNISAで迷ってるんだけど、どっちがうちに合ってるか相談してもいいかな?」とか

「つみたてNISAかiDeCoが気になるんだけど、どこで調べたらいいか教えてくれる?」とか。

いかがでしょう?

「つみたてNISAとかiDeCoって何?」

という質問に比べて受け取る側も全く違う受け取り方になりますよね。

質問力がない。

何?と聞く前に

「つみたてNISAとは」でググる、本を読む、

雑誌の特集記事を読む、いくらでも自分で調べる方法はありますよね。

まぁ、それでも無視するわけにもいかず、

わかりやすく紹介されてる動画があるからリンクおくるね!と

YouTubeのリンク先をいくつか送ったんですね。

そしたら返ってきた返事が衝撃的でした。

友人の返答はこう。

友人「うわーわたしの嫌いなユーチューバーじゃん。

これ見たらこのユーチューバー、お金もらえちゃうんでしょ?

ユーチューバーのお金儲け動画見たくないんだよね。

わたし、子どもにもYouTube見たら

ユーチューバーの思うつぼだから見るなって言ってるんだよねー。」

私「・・・無言。」

価値のあるものに対価を払うという考え方

ユーチューバー自体を頭ごなしに否定すること、

自分の世界を狭めることで、

結局自分が損をしていることに気づいているのだろうか。

いや気づいていない(反語)。

 

私はもうこの友人にはつみたてNISA・iDeCoについては教えませんでした。

そもそも、自分から学ぶつもりがない人には投資は向いていないし、

この友人は過去「投資ってギャンブルじゃん」と言っていた人なので。

お互いの時間が無駄になるだけです。

相手の時間を奪うことは人生を奪う行為だと自覚する

私の「時間」を大切に思ってくれない人なのだと感じ、

悲しくなったのと同時に自分が大切にすべきこと・人のことを改めて感じました。

時間とは人生そのものです。

相手の時間を奪うことはつまり、相手の人生を奪う行為といえます。

答えを教えることは相手のためにならないこともある

ふるさと納税について聞かれたことに

簡単に答えを教えてしまったことを反省しました。

友人なので、聞かれたら返事をするし、教えてあげたい気持ちがあるのは当然ですよね。

でも、調べ方・考え方を教えてあげた方がよかった。

子どもに勉強を教えるときにすぐに解答を教えるのではなく、

ヒントを出したり図を書いてイメージさせるのと同じですよね。

魚を与えるのではなく、魚の取り方を教える。

老子の格言ですよね。

「人にを与えれば一日で食べてしまうが、釣りを教えれば一生食べていける」という考え方。

私は釣り方を知りたい・学びたいし、子どもにもそうしたいです。

人はみんな発信する

発信する選択肢を否定された子どもはどう生きていくのでしょう?

今後、人間が発信をしないで生きていくことって可能なのでしょうか?

YouTubeなどのSNS、メディアに限らず、会社で働いていたとして

メールで社外の人とやり取りをしたり、

社内のメンバーに発信することは日常生活でごく普通のことですよね。

もちろん、親としてはYouTubeには

子どもに見せたくない過激な動画、迷惑な動画があるからいや、という気持ちはわかります。

しかし、人のためになる知識や経験を発信し、

ユーチューバーが収入を得ることをなぜ否定するのでしょう。

自分がお金を払い、自分の財布からユーチューバーにお金を払うわけでもないのに。

理由を考えてみます。

  • 誰かよくわからない人がお金持ちになるのがいや
  • 信用できない
  • 楽して稼いでそう

こんな理由なのでしょうか。

たぶん、この考え方だと「お金に嫌われるだろうな」と思います。

お金を稼ぐ人を否定する人にお金は集まらないと思います。

親の教養・考え方は子どもに遺伝する

親の教養・考え方は少なからず子どもに遺伝するでしょう。

特に一緒にいる時間が長ければなおさら。

お金の教養・考え方も当然遺伝すると思います。

少なくとも友人はあの瞬間に、

ユーチューバー全体を否定することで世界を狭め、

知る機会、学ぶ機会を失いました。

数か月後に違う形で学んだとしても、その数カ月の機会損失です。

子どもも世界が狭くなっている可能性もあるのではないでしょうか(余計なお世話なので絶対に口にしないけど)。

 

愚痴っぽくなりましたが!

発信する選択肢に限らず、「手段」を否定することで

人生の選択肢を減らして生きにくくなるようなことは避けたいと考えた出来事でした。

ABOUT ME
ちはる
2児の母。共稼ぎのサラリーマン家庭。子2人が私立小。お金について学びながら子どもにも金融教育を実践中。