湯シャンとはお湯だけで洗髪することです。
ちゃんと綺麗になるのか、匂わないのか不安でしたが、
シャンプーをしないと 髪がべたつく理由は、
脂の落としすぎです。
だから頭皮が脂を過剰に出します。
でも、人間の身体は良く出来ていて頭皮もきちんと学習します。
そんなに脂出さなくても大丈夫だと学習するとサラサラ髪が 復活します。
湯シャンを始めたきっかけ
冬になると毎年なのですが、
繊細っ子の長女が、頭が痒いと頭皮をかきむしってしまいます。
さらに、長女は匂いにとても敏感で苦手な匂いを嗅ぎ続けると具合が悪くなります。
『化学物質過敏症』という症候群もあるようです。
ノンシリコンのシャンプー、赤ちゃん用のシャンプー、オーガニックのシャンプー・・・
香料にも注意、シャンプーを色々試してみましたが、どれもコレ!というものに出会えませんでした。
あまりにかきむしって流血がひどくなった際は皮膚科で
薬をもらって塗っていましたが、できれば薬は使いたくない・・・。
そんな時にたまたま髪があまりに綺麗な知人に出会い、
ヘアケアは何かしているのか聞きました。
彼女に教えてもらったのが『湯シャン』。
調べると芸能人やモデルなども湯シャン派はいるようです。
ミランダ・カー、ローラ、吉川ひなの、中村アン、タモリ、福山雅治など。
そもそもシャンプーが合わないのかも!
シャンプーをやめてみよう!と思い実践を開始しました。
湯シャンのやり方

入浴前に丁寧にブラッシング(動物の毛で出来た獣毛ブラシがおすすめ)
お湯で髪をよく流す(3~5分くらいかけてよく流す)
以上!
全くシャンプーを使わない、数日置きにシャンプーを使う、
1日置きにごく少量のシャンプーを使うなど人によってやり方は様々なようです。
私と娘は、1日置きから始め、今は1週間~10日に1回程度にしています。
湯シャンのメリット
抜け毛が減る
抜け毛が激減します。
すぐに実感出来る最大の利点とも言えるかもしれません。
育毛剤、栄養クリームなど 足すのではなく、 薬剤は特に使っていません。
マイナスの考え方と言えるかもしれませんね。
強すぎる化学薬品が 抜け毛の原因になっている場合も あります。
娘は髪が短いので、何もつけませんが、
私はロングヘアなのでドライヤーの前に少しオイルをつけています。
髪が丈夫になる
続けていくと髪が頑丈になります。
湯シャン歴の長い先輩は美容室でパーマをかけようとしたところ、
美容師さんから「何か特別なトリートメントでもしてるんですか? 髪が丈夫過ぎてパーマ液が 入りません」と言われるそうです。
たまにシャンプーを使っても浸透せずに弾く感覚になります。
髪1本1本がコーティング されてるような状態なのでしょうね。

湯シャンにより、本来の自浄作用が戻ったということでしょう。
ちょっと不便な方が 本来の能力が復活するというのも皮肉なものですね。
経皮吸収回避
肌に触れたものは 血液に吸収されます。
現代病の原因のひとつとも言われています。
私自身、幼少のころから喘息持ちなので、よくホクナリンテープを使用していました。
湿布、ホクナリンテープ、ニコチンパッチ、などは経皮吸収の原理で効きます。
つまり、シャンプーも経皮吸収される。
ドラッグストアで売っているシャンプーの多くは、ラウレル硫酸Naという界面活性剤が入っています。
身体には良いものではないので、できるだけ避けたいですね。
特に将来子どもを産む可能性がある娘の身体に
有害なものを蓄積させることになると思うとやはり恐ろしくなります。
そう思うと、口に入れても大丈夫!と言えるくらい安全なもので 洗いたい。
基本は湯シャン、数日に1回安心なシャンプーに落ち着いています。

湯シャンで無添加
そもそも石鹸は固形。
シャンプーという液体にする為何らかの添加物が使われているはずです。
添加物を全くとらない!というガチガチのオーガニック生活を求めているわけではありません。
しかし、毎日使用するものに、あえてそれを選ぶ必要はないのかもしれませんね。
湯シャンで香害なし
娘は匂いに敏感です。
玄関を開けたら今夜のメニューがわかる!という程度なら
警察犬みたい!特技だね!と言って笑っていられるのですが、
匂いが苦手な場所にいると具合が悪くなります。
それが髪で一日中かぎ続けることになると体調に影響を及ぼすのは間違いないでしょう。
また、自分自身が「香害」の加害者でもなくなります。
ケミカル臭でアレルギー反応を 起こす人は年々増加傾向になるようです。
柔軟剤の匂いもどんどん強いものになっているように感じます。
自分にあった湯シャンのススメ

本来、人体は超優秀です。
自浄作用がきちんと備わっていることに気づきます。
自分の皮脂と脂で常在菌が自分に一番合った グリセリンや脂肪酸を作り出してくれる素晴らしい力があります。
そもそも戦前は全員湯シャンでした。
有能な常在菌を落としすぎることなく、自分の自浄作用を実感できます。
体調や体質で今後私も娘も方法や頻度は見直すかもしれません。
自分にあった方法を模索していくのも楽しみの1つかもしれませんね。
