先日、仕事で『伝わる話し方』の講座を受けました。
講座自体は社会人向けの内容でしたが、子どもにも応用できると感じました。
幼い子どもや不注意で意識散漫になりがちなADHD気質を持つ子にとっても伝わりやすく、行動に移しやすいヒントになればと思います。
発達障害の傾向があ子どもには動詞で話をする
「動詞で話をする」
つまりするべき行動、してほしい行動、動き方を教えてあげるという意味だと捉えました。
自分のよくわかっているジャンルであれば、具体的に教えてもらわずとも動けるものですが、
やったことのない仕事、新しいジャンルの業務に着手するときは
大人でも時間がかかったり効率が落ちますよね。
子どもも同じなので、動きで教えるとわかりやすいのだと思います。
行動を明確に伝える
例えば、窓拭き。
「窓を綺麗にして」では、子どもにはなかなか伝わりません。
行動にも移さないことが多いのではないでしょうか。
でも、「きゆっきゅっと音がするように窓を拭いて。」
と伝えると、
ほんとだ!窓がきゅっきゅっって言ってる!と喜んで窓拭きを実践してくれます。
「窓を綺麗にする」という目指すゴールだけを伝えるのではなく
「窓を拭いて」と行動を伝え、
「きゅっきゅっと音がするように」とわかりやすくする
これが行動に移しやすいのだと思います。
小学校の先生や幼稚園・保育園の先生は意識して話されているのかもしれませんね。
長女は窓拭きが好きになってくれたので、窓拭きを担当してもらっています。
部屋の片づけをしてほしいときには「片付けなさい!」ではなかなかはじめようとしませんが、伝え方の工夫一つで変わるかもしれませんね。
勉強するための行動の示し方
「ちゃんと勉強しなさい」と言っただけで
親が思うちゃんとした勉強を最初から出来る子は多くはいないと思います。
「ちゃんと」
知らないことは大人でもすぐにはできません。
でも、具体的に、目に見える形で、
そうすれば幼い子ども、発達凸凹な子でも正しい行動がわかってできるるようになるのだと感じています。
発達障害、グレーゾーンの子には具体的で明確にしてやり方を伝える
学習の手順は、インプット→アウトプットの繰り返しだと思います。
「ちゃんと」した勉強法の一つがインプット→アウトプットの繰り返し。
まさに塾でやっていることですよね。
インプット:塾や学校で授業を受ける
アウトプット:宿題やテストで問題を解く
インプットとアウトプットの割合も大切です。
宿題が多いのはアウトプットには量が必要だからです。
インプットがいくら質が高くても、インプットの量がいくら多くてもそれだけでは意味がないんですよね。
日能研のテキストはインプット・アウトプットの方法をよく示してくれていると思っています。
授業を「思い起こす」ことを求めている宿題があり、
「学び直す」ことで多くの問題を解き、自分の弱点や見つけてポイントを発見していく構成になっています。
目指すは自分で学び続けることができる人
成績はもちろん伸びて欲しい。
けれど、それ以上にずっと子ども達には「自分で学び続けることができる人」になって欲しいと願っています。
これが「学びの手順だよ」ということを繰り返しが必要だと考えています。
自分で行動に落とし込めるようになるよう、母も学びと実践、インプット→アウトプットしていこうと思っています。