繊細さんの娘がおります。
驚いたこと、なぜだろう、と思って悩んだりしたことは
いくつもあります。
印象的だった出来事、繊細ゆえに自律神経の乱れから体調に異変が起こったこともあります。
一言で繊細さん、といっても程度があるのだと思います。
我が家の娘が歩けなくなったエピソードを記録します。
パパの骨折
娘が3歳のときの出来事。
夫がスキーで骨折しました。
骨折した2日後くらいに足にボルトを入れる手術をすることになりました。
娘に、今日はパパ手術だからね~
手術終わったら保育園に迎えに行くからね~と伝えてありました。
(当時、私は次女を産んで産育休中)
0歳を抱えて手術の付き添いも難しかったので、
手術の最中は病院と駐車場をウロウロ。
そのとき、保育園から私の携帯に電話が。
共感力が強すぎる?歩けなくなった娘
「お母さん、大変なときにすみません。
長女ちゃんが足が痛くて歩けないと歩けずに泣いています。」
今思えば、共感が強く出過ぎたのでしょう。
おそらく、大好きなパパが
足が痛いと言っていた、
すごく痛そう、
いつも笑顔で元気なパパの顔色が真っ青、
なんだかわからないけど入院した、
今日は手術をする、
抱っこもしてもらえない、
パパ、パパ、パパ、、、、、
パパが心配!!!!!!
パパが心配で泣いたりもしていましたが、
共感しすぎて、
自分の足も痛くて一歩も歩けない。。
という状態のようになってしまったのでしょう。
足が痛くて触っても泣く、という状態とのこと。
手術は短いものだったので、
術後の青ざめた顔の夫にその旨伝えて
すぐ保育園にお迎えに。
共感力が強すぎる。本当に歩けなくなる
まだ歩けない赤子の次女はおんぶ、
歩けなくなってしまった長女を
抱っこしながら帰宅しました。
まさにおんぶに抱っこでした。
正直、私は
夫の骨折入院に加えて、
赤子の頻回授乳、
寝不足、
疲労、疲労、疲労困憊でした。
当時は繊細さん、HSC、HSPなんて言葉も良い対処方法も知らず、
何故こんなときに・・・という気持ちもあったと思います。
パパは大丈夫、明日お見舞いに行こうね、となんとか寝かしつけ。
なぜ怪我もしていない、何も足に異常がない長女が歩けないということになるのか、
本当に痛いのか、ただパパの真似をしたいだけなのか、私を困らせているのか・・・と
疲れすぎてどうしたらいいのかわからないまま
眠れぬ夜を過ごした記憶があります。
今ならわかるのですが、本当に痛かったのでしょう。
今思い出しても嘘をついて痛がっていたようには見えませんでした。
繊細ゆえに共感力が働いたということなのでしょう。
当時はなかなか心底娘を信じて、対処することが出来なかったように思えます。
こんなことをいくつも繰り返すうちに
繊細っ子の取り扱い説明書が私の中で少しずつ出来てきました。
翌朝起きた長女は、足はだいぶ良くなった、パパに会いたい、と。
夫の病院にお見舞いに。
長女は足を引きずりながらもなんとか歩いて病院へ。
とにかく娘を安心させよう、と夫と話し、
夫には痛くても元気に振舞ってもらいました。
朝と夕方お見舞いに行き、パパがみるみる回復する姿を見て、
長女も同じように痛みを訴えなくなり、
笑顔も戻ったのでした。
『共感』という部分が強く出た出来事でした。