就職活動がうまくいかない…
子どもの就職活動がうまくいっていないようだ…
そんな悩みで検索してきてくれた方へ
わたしは数年前、企業の採用担当をしていたことがあり、
学生との面接・説明会・イベントなど、採用活動を担当しました。
コロナ前の話ですし、現在は状況が色々変わっていると思います。
あくまで過去、企業の採用担当として当時思っていたこと、
学生の何を見ていたか、かなり主観的、個人的見解です。
悩んでいる方の何か役に立つことが少しはあるかもしれなと思い、この記事を書くことにしました。
自己分析、企業分析、やるべきことをやったうえで、それでも内定がもらえないとくじけそうになりますよね。
何か少しでもヒントになることがありますように。
就職活動を成功させるための面接のコツ
企業の採用活動で、何人もの学生さんと面接をしてきました。
忘れられない面接もたくさんあります。
元・面接官の超個人的・主観的な一目線として聞いてもらえれば。
結論:
- 採用担当者は学生の本気を見抜く。本気で挑むこと。
- 自信は細部に現れる。成功体験(本命でなくても内定をもらう)を積む。
- 就職活動は「ご縁」「相性」もある。一喜一憂しすぎない。
採用担当者は学生の本気を見抜く。本気で挑むこと。
採用担当者は1日に何人もの学生と面接をします。
大企業では年間数十人、数百人の学生と出会い、話す機会があります。
つまり、学生をたくさん見てきています。
限られた面接時間だとしても、面接官は学生の本気度合はすぐに見抜きます。
- この企業に受からななくても…
- この業界じゃなくても…
- 第一希望はこの企業じゃないし…
「逃げ」がある学生、本気でない学生、面接官はわかります。
自己分析、企業分析をして挑むと思いますが、それを逃げずに徹底的にやります。
緊張していてうまく言えていなかったとしても、
本気で挑んで本気で我が社に入りたいと熱望してくれている学生の方が欲しいんです。
面接官たちは、その会社で少なくとも数年、10数年働いている人たちです。
どんな仕事でもそうですが、社外の人と接するときは会社の看板を背負って仕事をしますよね。
採用活動をする人も同じで「会社の顔」として学生と接します。
会社の代表として学生と接しています。
全く愛社精神がない人は会社の顔として面接官になることは少ないでしょう。
学生の志望度合、本気度合は面接官には見抜かれています。
自信は細部に現れる。成功体験(本命でなくても内定をもらう)を積む。
自己分析、企業分析がしっかりできてくると自信がつきます。
面接で一次に通過すると自信がつきます。
一社から内定をもらうとさらに自信に繋がります。
そしてその自信が、現れるんです。
だから、何社からも内定をもらう学生がでるんですよね。
面接でお断りすることは決して学生さんの人格を否定するものではないのですが、
否定されたように感じて落ち込む気持ちはよくわかります。
本命でなくてもいい、希望の業界でなくてもいい
「受けて次に進む」という体験を積んでみてください。
肯定された、認められた、ということは自信になるのだと思います。
自信がなさそうに志望動機を話すより、
自信がある眼差しでまっすぐお話してくれる学生に魅力を感じ
期待したくなるのは私だけではないと思います。
就職活動は「ご縁」「相性」もある。一喜一憂しすぎない。
採用が決まり入社するということは、一緒に働く仲間になるわけです。
志望する会社の面接官に、一緒に働きたいと思われたいですよね。
面接官に「この子は〇〇部に合いそうだな」と入社してからのイメージまでさせることができたら勝ちです。
志望の企業に大学のOB・OGがいるなら儲けもの。
先輩方の話を聞いて自分にインストールしてください。
そうはいっても、相性はあるんですよね。
会社のカラーっていうのでしょうか。
〇〇大学のOB・OGが多い、というのは贔屓して
その大学出身者ばかり採用しているわけではなく、
会社がそのカラー・雰囲気を好き、ということもあります。
「あの会社って体育会系だよね」「あの会社スマートだよね」というカラーは中で働く人たちのカラーですよね。
面接官でも意見が分かれることは当然あります。
たまたま面接官との相性が合わない場合もあるんです。
一喜一憂しすぎず、絞り込みすぎず、やれることはやりきって
良いご縁をつかんでください。
就職活動に悩んでいるなら、親からのアドバイスは聞いた方がよい
この記事を書こうと思ったきっかけですが、
先日、大学3年生のお子さんを持つお母さまと話す機会がありました。
お子さんの就職活動があまりうまくいっていない様子とのこと。
大学3年生ともなれば、親の言うことはあまり耳を傾けないのでしょうか、実際どの程度頑張っているのかもよくわからない、本人を信じるしかないけど、、
親側からしたら当然心配…という感じでした。
その方に気の利いたアドバイスができるわけではないのですが、
お子さんにはご両親の考えや意見を是非聞いてみてもらいたいです。
ご両親は少なくとも、一番身近な社会人としての先輩です。
考え方が古くて、自分の現状をわかっていないと思うのかもしれません。
わかってもいないのに口だけ出してきて、うるさいと感じるのかもしれません。
ご両親のアドバイスを鵜呑みにする必要は全くありませんが、
社会人として何年、何十年の経験があるご両親、
自分を誰よりも思ってくれている社会人からのアドバイスです。
何かヒントになること、気づくことがあるはずです。
就職活動中、ご両親はもちろん、多くの社会人と話してみてください。
自己分析、自分の価値観を改めて見つめ直すきっかけになるかもしれません。
就職活動って、長い人生を生きていく中で本当に良い勉強になると思います。
色々な会社の説明会やイベントに参加して、学ぶことはたくさんあります。
他の大学の人たちと話して刺激を受けることもあるでしょう。
くじけそうになることも、自分を見つめ直すことも全て必ず良い経験になります。
就職活動、がんばってくださいね!!