米国株ブロガーでありユーチューバーでもあるたぱぞうさん。
たぱぞうさんが2022年9月に出された『僕が子どもに教えている1億円のつくり方』を読みました。
子どもたちに金融教育としてお金についての話をするときに
「どう伝えたら子どもに伝わるだろう」と伝え方を考え、迷うことがあります。
子どもに教えている1億円のつくり方ということは「子どもへの伝え方」を、たぱぞうさんの言葉で書かれているのかな?参考にしたい!と期待して購入しました。
結論から言うと本書は
「金融教育を子どもへかみ砕いて伝える方法」というよりは
「まずは親が1億円をつくる方法」が書かれています。
購入する前の予想とは少し異なりましたが、書いてある内容は間違いなく
1億円の作り方、富裕層への道しるべだと感じました。
節約して稼いで投資で増やす
たぱぞうさんの『僕が子どもに教えている1億円のつくり方』の内容はシンプルです。
節約して→稼いで→投資で増やす
この3つのステップについて、自身の経験を踏まえて書かれています。
富裕層はおそらくこの3つのステップは必ず出来ていますね。
節約=ケチ ではなく、お金持ち、富裕層は価値があると感じるものにお金を使います。
時々、お金持ちはケチ、と揶揄される所以ですよね。
稼ぐ力が強いのもお金持ちになるには欠かせない力です。
投資については、たぱぞうさんは確か個別株への集中投資で一気に資産を増やしていたはずです。
本書では個別株ではなく王道の分散投資についての話がメインですね。
米国株以外にも不動産などにも触れられています。
米国株ブロガーのイメージが強かったので、これは意外に感じました。
無駄遣いせず、たくさん稼いで、投資で増やす。
シンプルで確実な3つのステップです。
これこそ子どもに伝えていきたいお金の知識です。
まずは親が実践して、
親が実践してきたこと、実践していること、
そのプロセスを子どもに伝えてね!というメッセージを感じました。
お金の教育は学校では無理?
お金の教育、金融教育が義務教育に導入されるというニュースを2021年〜2022年はよく耳にしました。
もちろん基礎的な金融教育は広く子どもたちへ伝えてほしいと思います。
金利とは何か。
税金にはどんな種類があるのか。
何も知らないまま社会に出て困るのは子どもたちですよね。
正直、義務教育での金融教育の内容にはさほど期待をしてはいません。
ですが、それを機にお金の勉強をする子が増えるかもしれないのでないよりはあったほうが良いと思っています。
そもそもお金の教育ってなんでしょう?
- お金はただの道具
- 道具だからこそ使い方を覚える必要がある
- 使い方が上手くなればお金が増える
- 使い方が下手であればいつまでもお金が増えない
こういった基礎的な話を飛ばして投資の話だけにならないことを願います。
お金の使い方、稼ぎ方、増やし方は価値観や生活スタイルで各家庭で大きく異なるものです。
学校で一律に教えられる知識では、子どもたちが社会に出て困らないものになるとは思えません。
だからこそ、家庭でしっかり話をしていく必要があると考えています。
「1億円の作り方」親子で豊かになりたい家庭におすすめの1冊
- 子どもにお金に困ることがない人生を送ってほしい
- お金で選択肢を狭めてほしくない
- 豊かな人生にしていってほしい
そう思うのであれば、まずは親がそれを実践して、プロセスを伝えていくことが必要だと再確認しました。
本書を実行することで、親子で豊かになりたいです。