辛酸なめ子さんの女子校礼讃を読みました。
女子校処世術、女子校出身者のトリセツですね。
- 女子校に通わせたいけど、女子校ってどうなの?
- 女子校と共学校どっちにしよう?
迷っている方にもオススメです。
小学校受験、中学受験の話ではなく、女子校出身者や先生達が語る女子校の話。とても面白く読めますよ。
堅苦しい受験の話だけでなく、女子校出身者や先生達が語る女子校の話。
辛酸なめ子さんのフィルターを通してとても面白く読めました。
関東圏の女子校の裏話や先生のお話が興味深い
本書は関東圏の女子校の話がメインです。
辛酸なめ子さんご自身は女子学院中学校・高等学校のご出身ですね。
女子学院といえば、桜蔭、雙葉と共に女子御三家と言われる難関校。
本書の中で水森亜土さんにインタビューされた内容も描かれています。
なんと水森亜土さん、桜蔭のご出身なのですね。
一口に御三家と言ってもそれぞれカラーは違うと感じます。
御三家出身の友人を見ていて共通点としては、賢いというだけでなく、芯の通った強さを持つ人が多いというイメージです。
賢く、しっかりしていて、収入も良いから男性が一歩引いてしまうのでしょうか。晩婚の人が多い気がします。
関西は神戸女学院、同志社女子の話も
関西の女子校の話も描かれており、関西在住の私には興味深い内容でした。
神戸女学院と同志社女子の話が書かれています。
神戸女学院は関西の女子御三家の一角。
選ばれし才女の学校というイメージです。
校舎はヴォーリズ建築で美しいですよね。
機会があればバザーなど子どもと行ってみたいのですが、コロナ禍でまだ叶っていません。
来年は行きたいです。
知人のお嬢様が神戸女学院に通っていました。
大人しい雰囲気でしたが、挨拶はしっかりしてくれました。
勉強するように言わなくても一人で黙々と机に向かうタイプ、本が大好きな子だったとのこと。
中学受験で御三家に行くようなお子さんは、知的好奇心が強く、自ら学ぶ子も多いんですよね。素晴らしい〜
神戸女学院も同志社女子も私服通学ですね。
私立の女子校、私服の方がむしろお金がかかりそうな気がするのは私だけでしょうか。
同志社女子については別記事で書きたいと思います。
女子校のシスターによる伝説の授業
女子校のシスターによる伝説の授業の話が印象的でした。
修道女である校長先生じきじきに授業をされたとのことです。
裏表紙に描かれているこれです。
70歳くらいのシスターだったそうですが、授業の中身はなんと!
男性を選ぶべき重要ポイント3つ
- 1番目 家柄
- 2番目 収入
- 3番目 人柄
『基本は家柄』と断言されたとのこと。
確か、デヴィ夫人も同じようなことを言っていたような気がします。
でもデヴィ夫人が言うのと、カトリック校の校長先生、シスターが言うとではまた違いませんか?
卒業生の男女トラブルを実例を交えてお話されたそうで、なかなか強烈なお話が載っています。
カトリックの女子校出身者は万が一のときに系列の修道院に駆け込めるからいいですね、と…
万が一のときに助けを求める人が実際にいるからこそのお話ですね。
大変興味深いお話が満載でした。
女子校出身者にも共学出身者にも楽しめる秘密の花園のお話。おすすめです。