私立中高一貫校に入った場合、塾は必要でしょうか?
高校受験がない中高一貫校生。
塾ってそもそも必要かな?と思いますよね。
結論、人それぞれです。
学校にもよりますよね。
我が子は小学校から中高一貫校への内部進学組です。
個別指導塾に通って約半年。
個別指導塾を選んだ理由・メリットをまとめました。
検討中の方の参考になればうれしいです。
中高一貫校で塾は必要?
我が子は小学校から中高一貫校への内部進学。
中学受験で荒波にもまれ戦ってきた子たちと学んでいくことになるわけです。
やはり数学は中学受験組の方が強い傾向にあるようです。
逆に英語は内部進学組が強い。
これはだいたいどの学校も似た傾向にあるのではないでしょうか?
中高一貫校なのに通塾を考え始めた理由
6年生で某塾の統一テストのようなものを受けました。
その結果はまあ残念なもので…
中学になってどんどん勉強が難しくなるし、中学受験組が増えてレベルが上がるのでは…
このままだとついていけなくなるのでは…という不安がよぎりました。
個別指導を考えはじめました。
正直、自分で予習復習して学校で完結させて中間期末テストで結果を出してほしいところ。
ただ我が子にできるか?というとかなり不安になったからです。
中一レベルであれば、親のわたしにも理解はできるし、教えようと思えば教えられます。
塾の講師や家庭教師の経験もあります。
でも、我が子だとうまくいきません。
やはり餅は餅屋ですよね。
教えるプロにお願いした方がいい。
中学に入る少し前から個別指導塾に通い始めました。
私立中高一貫校に集団塾が合わない理由
私立中高一貫校は大学進学を見据えている
私立中高一貫校は受験や推薦での大学進学を見据えています。
つまり、「大学進学」という目的が明確で、目的に向けて授業カリキュラムが組まれていると思うんです。
高校受験が不要なので、部活に打ち込んだりピアノやバレエ、お稽古とも両立しやすい中高一貫校。
集団塾は「受験で合格を勝ち取る」という目標でカリキュラムが組まれていると思います。
私立中高一貫校に通われていて、
推薦を目指している、普段の学習サポートをしてほしい、という場合は集団塾は合いません。
公立の進度に合わせているので私立は進度が合わないことが多いです。
さらに、私立は学校の宿題もかなりの量が出るため、一律に宿題を出す集団塾だとオーバーワークになると思います。
個別塾であれば、宿題の量も調整してもらうことが可能です。
よって、私立中高一貫校で塾に行く場合は集団塾ではなく個別塾がオススメです。
私立中高一貫校は公立と進度が違う
個別で見てもらうようになって約半年。私立の一貫校に行っているのに、さらに個別まで必要?と思うかもしれません。もちろん学校だけで完結してくれる優秀なお子さまには必要ないと思うのですが…うちはそうもいかず、個別指導に通うことにしました。
私立中高一貫校生が塾に通うメリット
私立中高一貫校生が塾に通うと得られるメリットは、いくつかあります。
苦手対策・中間期末テスト対策・自習環境の3つが大きなメリットだと考えています。
苦手科目・分野を個別に指導してもらえる
私立中高一貫校では、公立より進むのが早い!
塾に行ってから知りましたが、進度が全く違います。
学校にもよると思いますが、理解できていない子がいても授業は進んでいきます。
中学に入るとそもそもの勉強が難しいので、
ちょっとつまづいてそのまま克服できず気づいたら苦手になるということもあります。
日々の学校の勉強・宿題をこなすのがやっとで、苦手対策まで対応することができないこともあると思います。
私立では教科書は公立と同じでも、使うワークや問題集が違う場合が多いと思います。
その問題集のレベルがそもそも塾レベルで難しく、解説なしで理解を深めるのが難しい場合もあります。
個別塾は苦手克服のための指導を受けることも可能です。
個別指導なので授業の内容、宿題もニーズに合わせてくれます。
学校の授業や定期テストの個別対策ができる
学校の授業のフォローや定期テスト対策が手厚い個別塾もあります。
学校の授業スピードが速くて理解ができていない場合のフォローは集団塾ではできません。
個別指導だからこその手厚いフォローだと思います。
中間・期末テストの範囲が広くてどのようにテスト対策をしていいかわからない、
普段の学習に追われて手が回らない場合もあるでしょう。
そもそも、小学校までと違い、中学で学習スタイルの見直しが必要な場合はテストまでにどう学習を深めていくかアドバイスをもらうのもいいと思います。
授業態度、定期テストの成績は内申点に影響してきますよね。
推薦で大学受験を目指す場合、できるだけ学校での成績を上げたいと思うのではないでしょうか。
そうなると、個別指導を検討する家庭が増えてくるのだと思います。
自習室があると勉強に集中できる場所が増える
塾には学びに来ている生徒しかいません。
学校が終わっても学ぼうという学生たちばかりです。
(もちろん親に無理やり…という子もいると思いますが)
静かに集中して学ぶことができる場所が学校や家以外にもあるというのは大きなメリットだと思います。
実際、生徒たちからも自習室があると集中できてよいという声が多いといいます。
一貫校では長い年月を同じ仲と過ごすため、マンネリしがちです。塾には年齢も学校もさまざまな仲間が集まるため、新鮮な刺激となりモチベーションアップも期待できます。
まとめ
とはいえ、中高一貫校は学校の予習・復習や課題だけでもかなりの勉強量です。
子どもの意思も無視して決めてはお金をどぶに捨てることにもなりかねません。
本当に必要なのか、よく相談すること、自分に合った先生に教わることも大切です。
中高一貫校の場合、通学にも時間がかかっている場合も多いので、
学校・自宅・塾の位置関係で無理は禁物です。
そもそも学校の終業時間も長くなりますし、部活動もあります。
通塾を決めた場合は我が子と家庭に合っているか、よく比較して検討することが大切ですね。