タイトル通り、我が家はお受験塾なしで受験しました。
おそらく大半のお受験家庭の参考にはなりません。スミマセン。
先日、友人ができるだけ最小コストでお受験にチャレンジしたいと話しているのを聞きました。
そう思っていらっしゃる方には参考になることも多少あるかもしれない!と考え書くことにしました。
以前、企業で採用活動をしていた際の経験も多少役立ったのではないかと考えているので、参考になれば幸いです。
- 1~2校だけ受験予定
- コストをできるだけかけたくない
- 短期集中タイプ(親子共に)
- 面接官の視点を知りたい
塾なしお受験をした理由
塾に通うことはもちろん検討したのですが、時間と費用を考え、我が家には不要と判断しました。
いくつかの塾には見学に行きました。
学校を1校に絞っていたこともあり、その学校の合格実績が高い塾にどのような対策をされているのかなど
私がまだほぼフルタイム勤務だったこともあり、塾に通う時間と気力がなかったことも大きな理由です。
模試はいくつか受けました。
場慣れするという意味でも受けてよかったと思っています。
塾なしで合格できた理由
塾なしで合格できたと考えている理由としては大きく2つあります。
- 在校生の保護者から情報を得ていた
- 過去問をやりこんだ
在校生の保護者から情報を得る
我が家の志望校の在校生保護者が何人か元々の私の友人だったのです。
入試の話や学校生活の話を聞くことが出来る環境にあったのは大きなアドバンテージになると思います。
事前に聞いて参考になった話は
- 面接は誰とどのような部屋で行うのか
- 面接の質問項目
- 学校が力を入れていること、目指していること
- 開催される予定のイベント
面接官となる先生の情報は事前に聞いておいて良かったです。
入試前のいくつかのイベントで「あの先生と今度お話するんだよ」と子どもにも伝えることができました。
過去問をやりこむ
約半年間、親子で過去問や入試問題集をやりこみました。
フルタイム勤務ではとても私には両立ができなかったので仕事の分量を減らしました。
半年間短期集中で親子でがんばったわけです。
年中から塾に通ったとしても数百万かかるとも言われているお受験塾の世界。
我が家は過去問や対策本は片っ端から買いましたが、かかった費用は20万以内でしょう。
分析や傾向が書かれている本も何冊も読みましたし、実際に自分でも対策を考えてノートにまとめ、夫とも共有して意見を交換して目線を合わせました。
要は、志望校1校だけを徹底的に分析して、1校だけの対策をして1校だけ受験したわけです。
とはいってもそこまで難関校ではないので、得られた結果です。
採用担当者の目線
企業の採用実態
私は以前企業で採用関係に携わっていたことがあります。
実際に面接をしたこともあり、その経験から面接官の視点で考えました。
1日に何人もの人と面接をする際には『順位付け』をすることがあります。
チェック項目が10個あれば、1点~5点で点数付けして、満点は50点。
点数が高かった上位〇人を次の試験へ、というイメージです。
就職は企業と学生との『ご縁』なんて言ったりもしますが、小学校受験もこれに近いと思っています。
中学受験は点数だけで決まりますが、小学校受験は親子で面接がある。
つまりは『ご縁』によるものが大きいわけです。
面接官の視点で淡々とチェックする項目は面接対策として家で練習します。
もう一つ、個人的に重要視していたことがあります。
在校生に寄せる
それが、『在校生に寄せる』こと。
理由は、面接官に『子どもが学校で過ごしている姿』をイメージしてもらうためです。
面接官をしていたときに『この会社でやっていけそうだな』という雰囲気って何となく感じるものです。
企業は『この会社で一緒に働きたいな』そう思う学生を採用します。
学校の先生に『この学校に欲しいな』我が子に対して思っていただきたいわけです。
企業での採用の際は「あの子いそうだよね~」「〇〇部っぽいですね~」と他の面接官の方と話すことも多かったです。
OG訪問でも「この子入社しそうだな」のカンはかなり当たりました。
『この子、入学したらこんな感じかな』
『この子、〇〇先生のクラスにしようかな』
面接官の先生方にそんな入学後のイメージをしてもらえたら、ご縁を引き寄せられると思って半年間対策をし試験に臨みました。
お受験服はある程度形は決まっています。
それでも合わせられるだけ志望校の制服の雰囲気、靴、髪型、持ち物など。
見た目をできるだけ志望校の在校生に近づけました。
まとめ
こんな親子には塾は不要です。
- 受験する学校は難関校ではない
- 1校多くても2校に絞っている
- 親子共に短期集中できる
塾に行っていないと言うと、周りの皆さんは「やっぱり、さすがね」「しっかりされているものね」などと言っていただくこともあります。
いや、皆さんのように使える時間とお金がなくて・・・とは言いません。笑
我が子たちはどちらかというと割と手のかからない『言ったら聞いてくれる』タイプの子だったのかもしれません。
確かに、数回練習すれば椅子に座って面接の練習をできるようにもなりました。
本番は想定していた質問と角度を変えた少しひねった質問をされましたが、親の想像を超えた回答をしました。
思い出すと今でも胸が熱くなります。
とはいっても、最初は面接の最中に立って歩きだすのではないかと思うことも多々ありました。
半年間で何度も胃が痛くなりましたし、投げ出したくなったこともあります。
ビリギャルは1年集中で慶応に合格しましたよね。
時間がない、お金がない場合でも全集中・徹底対策で合格できることもあるよ!という話でした。