お金の話

【お金の教育】子どもが自ら寄付をする

戦争のニュースを目にする機会も増え、子ども達なりに色々と考えるところがあるようです。

小学生の娘が自ら「ウクライナに寄付する」と言いました。

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小学生が寄付をする

戦争がどうこう、善悪は書きません。

正義は人間の数だけあるし、育った環境が違えば考え方は違って当然だということを子ども達には伝えています。

ドラえもんの名言としてもよく知られている『どっちも自分が正しいと思ってるよ。 戦争なんてそんなもんだよ。

名言ですね。私自身もそう思っています。

娘がウクライナに寄付をすると言い出したきっかけは学校です。

娘の通う私立小学校は寄付が時々あるので、生徒たちにとって『寄付』は身近なものです。

公立小は赤い羽根共同募金が身近ですが、年に1回くらい?だと思います。

私立小は寄付の機会は多いですね。

子ども達に伝える寄付への思い

「寄付したいから、お母さんお金ちょうだい」

このような態度では困ります。

親のお金を寄付して、子ども自身がなんだかいいことをした~こんな気持ちになっているのでは、お金の教育どころか逆効果になるかもしれない!

子ども達に伝えていきたいことは、

  • 自分たちが今、恵まれた環境にいることへの感謝の気持ち
  • 困っている人たちへの思いやりの気持ち

こういった気持ちの部分から話し合っていくことにしています。

寄付としてのふるさと納税・クラウドファンディング

毎年恒例のシャインマスカット

ふるさと納税は返礼品目当てで寄付をする風潮があることは否めません。

私自身も完全に返礼品目当てで定期的に購入しているものがいくつかあります。

返礼品目当てでは寄付の観点とは少し異なるかもしれません。

根底にあるのは応援の気持ち

支援したい、応援したい、がんばってほしい、という気持ちで寄付していることを子ども達に伝えています。

クラウドファンディングも同様に、支援したい活動や企業、自治体への応援です。

実際に住んでいた場所や、両親の住む街からの返礼品が送られてきているのを知る子ども達は「お母さん、いつも北海道を応援しているよね。」と言われたことがあります。

応援したい気持ちをもって寄付しているんだということが伝わっているようで安心しました(北海道は返礼品も充実しているんですけどね)。

子どもに伝える寄付・支援の基準

寄付や支援をするときに必ずチェックすることがあります。

基準というわけではありませんが、必ず確認する点です。

寄付や支援をすることでそのお金は

『誰が誰に(何に)使うのか』ということ。

働いて得たお金です。

『誰に』託して『何に』使われていくのか。

それが曖昧なもの、意義を感じられないものには寄付したい、支援したいという感情にならないのです。

難しい話をすれば「ウクライナに寄付をしたい」という子どもに対しては、

「ウクライナの誰に、何に寄付をするのか」にまで思いをはせて欲しいと思いました。

例えば、

  • 親がいなくて食べ物がない子ども達を支援している〇〇という団体に寄付をするのか
  • 在日大使館に寄附をすることでインフラ復興に役立ててもらえるのか

色々話をしたことで、親子で考えました。

学校でも子ども達で話題になったようです。

今後ニュースを見るときにもまた考えることになるでしょう。

思いやる気持ち、自分にできることを自分の頭で考える、行動することを学ぶよい機会になりました。

あくまでお金は道具。上手に使うためには練習が必要です。

寄付、という一つのお金の使い方からも子ども達のお金の教育につなげていきたいと思っています。

ABOUT ME
ちはる
2児の母。共稼ぎのサラリーマン家庭。子2人が私立小。お金について学びながら子どもにも金融教育を実践中。